「…ま、いいわ。それで優葉くんとはどうなの？」
「……どうって？」
なんの突拍子もなくそう聞かれて、一気に笑いがどこかへいった。
「どんな風に告白されて付き合ったの？」
「はあっ！？」
これまた突拍子なく単刀直入に聞いてきた優香に、あたしは顔を赤くした。
なんでさっきの今でこういうこと聞くかなあ！！
「なっ、なんだっていいでしょッ！？」
「えー、だって気になるんだも〜ん。あの可愛い系男子がなんて言ったのか」
優香は顔をニヤニヤさせながら聞いてくる。
あたしは恥ずかしくて口元を両手で隠すけれど、ハタと思い出した。
……そういえば、優葉には『すき』って言われたけど『付き合おう』とは言われてない。
…そういうのって自然と付き合ってるものなのかな？だって…その…キ、ス…したわけ、だし……？
