隣のきみ【企画】




や、待って!!確かにキモチを伝えなきゃとは思ったけど!!


けど!!お見舞いに行くなんて一言も言ってないよ!?!?




「有言実行だよ?今伝えないでいつ伝えるの?」


「うっ…」


「それにさぁ、今日が絶好のチャンスじゃん!優葉くんとこにお見舞い行って、少しはアピールして来たら?」




今まで素っ気ない態度取ってきたんだから、と腕を組む優香の迫力に負けてしぶしぶ頷いた。


で、でもでも…いざ行って帰されちゃったら…?あたし立ち直れないよ!?




「優葉くんの家は担任に聞きなさい?たぶん教えてくれるでしょ」


「…優香、一緒に来て?」


「嫌よ。あたしはバイトがあるの〜」




なっ…優香のケチ!!


べっ、と舌を見せれば頭にチョップを喰らった。地味にいたいそれ…。