空は安達君をギロリとにらむ。 『あのな…美亜里は本当は、あたしのなんだよ!!それを、しかたなーくお前に譲ってやったんだ!!おまけに協力してやったんだぞ?だから、あたしには教えられる権利がある!!』 そう言ってフンッと言った。 『は?こいつは本当とかナシに俺のだし。しかも協力とか、お前が勝手に言ってるだけだろ??じゃ、この話はしゅーりょー。』 パッと私を離す安達君。 それから、自分の席につく安達君を見ながらブツブツ言っている空を私はなだめていた。