『奏先輩…?』 奏先輩はニコリと笑う。 なんで奏先輩がここに…?? 『もうチャイムなるよ、早く戻ったら?』 『あ…はい。』 私はベンチから立ち上がると奏先輩を見て言う。 『あの…叩き起こしていいんですよ?』 そう言うと奏先輩は首を振る。 『…美亜里ちゃんの寝顔があまりにも可愛いすぎてさ、起こすのもったいなくて。』 え。 私は恥ずかしくて顔をそらす。