電話を切った後、私は安達君に微笑む。 『ありがとう!!仲直りできたよ!!』 そう言うと、安達君はフッと微笑み頭をポンポンと撫でてきた。 『…よくできました。』 私は、安達君の行動に驚いて真っ赤になって停止してしまう。 その間に安達君はどんどん歩いていき、『…あ』と言って立ち止まると私を見て言う。 『俺のお陰で仲直りしたんだから、なんか奢れ。』 そう言ってまた歩きだす。 『え、ちょ、金欠なんだけどー!!!!』 安達君を追いかける私は笑顔だった。