私は訳が分からず首を傾げる。

安達君はため息をはき、『今から俺の出すミッションを成功させろ。』と言った。


とりあえず頷く。


『ミッション1。葉月 奏の連絡先を入手せよ。』

…え?

『奏先輩のメアド知ってるよ??』

安達君は、フッと笑う。
え、変な事言った??


『あほか。俺が言ってんのは電話番号。』



『え、なんで?ムリ。』

真顔で即答する。



すると、安達君は私の横を通りすぎて扉に向かう。


『今日までに、このミッション成功させないと…〔お仕置き〕だからな?』



…。


『はぁぁぁぁ!?』