いつの間に… 全然気づかなかった…。 『安達君!送ってくれてありがとー!!』 そう言うと安達君は片手を軽く挙げた。 学園祭…私は密かにある決意をしています!! それは…安達君を名前で呼ぶ事…。 『安達瑠樹…君…』 夕日に照らされる安達君の背中を見ながら小さく呟いた。