『あー…腹減った。帰ろーぜ』


立ち上がろうとする安達君の腕を掴む。



『ま…まって…。私…決めたの…』


真っ赤な顔で安達君に言う。



安達君は少し目を見開き、座り直した。



『私…安達君が好き…だよ…。』


『…。』


重たい沈黙が続く。



今思えば、私…何回告白してるんだろう。



2回…いや、3回??



そんなくだらない事を考えていると安達君が口を開いた。


『じゃあ…俺が勝ったってこと?』



私は安達君の目をみて頷いた。



すると、安達君はフッと笑う。



『当然だよな。俺が七瀬に負けるわけねぇ。』



『…そうだね!』


そう言って私もフフッと笑った。