ドアを開けようとしたとき、ゼリーが落ちてしまった。 『あ…!!』 慌てて拾おうとすると私が拾う前に誰かがゼリーを拾った。 見上げると、そこには知らない黒髪の男の子。 『はい。大丈夫?』 優しく微笑んで私にゼリーを渡す男の子。 なんか…雰囲気が奏先輩ににている…。 『あ…ありがとうございます…。』 小さくお辞儀をして部屋に入ろうと思ったらその男の子が声を掛けてくる。 『可愛いね。瑠樹の彼女??俺がゼリー食べさせてあげようか?』 『…え?』 少しずつ私に近づく男の子。 え、ちょ、何!??