なんとか、キッチンの台を掴んだから倒れなかったけど…やばい…ボーッとする…。
蓮夜さんはケータイをいじっていて全くこちらには気づかない。
なんとかしてコーヒーを蓮夜さんの所に持っていく。
しばらくして、ドアが閉まる音がした。
安達君…帰ってきたんだ…。
リビングに入ってきた安達君は蓮夜さんをみると『は?なんでいんの??』と言ってソファの近くに座る。
『聞いてくれよ~瑠樹!!七瀬の奴ムカつくんだって!!あいつな…』
『また七瀬かよ。めんどくせぇ。』
軽く蓮夜さんをあしらう安達君。
あ…安達君にもコーヒー…。
さっきから、あまり意識がない。
コーヒーを出したらベッドで大人しく寝ていよう…。
そう思って立ち上がるとまた、めまいがしてフラッとなってしまった。
安達君はそれに気づいてすかさず倒れそうになる私を抱き止める。
蓮夜さんはビックリして固まっていた。
『お前…まだ熱あんだから大人しくしてろって…。』
そう言って安達君は私を寝室に運ぶ。
『ごめん…安達君に……コーヒー…出…そう…と思っ…て…』


