…あ。 私…雨の中、安達君を待ってたのに その理由いってない…。 すっかり忘れてた…。 ベッドから起き上がりドアにむかう。 『安達君…?』 部屋から出て安達君を探す。 部屋から出た所はちょうどリビングだったけれど誰もいなくて静まりかえっていた。 リビングを抜けて廊下に行っても誰もいない。 安達君…どこ行ったの? 家中、歩き回って探すけれど安達君の姿はなかった。 そのとき… ピーンポーン… インターホンがなった。