さらに時間がたって、いつしか土砂降りの雨が降ってきた。



『…ッくしゅん!!』



やばい…風邪ひいたかも…。




寒いのになんか、ボーッとするし…だんだん…視界が…。


急に力がなくなってベンチに横たわりそうになったとき、誰かによって遮られた。



『…?』



目をうっすら開けるけど誰か分からない。



『何してんだよ…!!バカ!!!!』



この声…安達君?


確認する前に私は意識を手放した。