私の存在を的確に言うな、克己は。 つまらない。 ならば、面白くなるように。 「最低最悪な女は、一から躾てやるよ」 自分好みに(面白く)してやろう。 最低最悪は克己にこそ当てはまるも、今まで別れることはなかった関係。 暴力振るわれた今までが生易しいと思える事態が待ち受けているのに、心は平静だった。 こんな思考をしている時点で、私はおかしい。 感情にストッパーがかかっているとは、恐怖すらも疎いのか。 膝や頬が痛いまま、なのにどこか――どうでもいい気がして。