何より願うは、綺麗な笑顔



「あれで季沙名落とせるんなら、宇宙人とでも結婚出来そうだ」


「ものすごく失礼だと自覚してますね」


そうして読んだのか……


私のツッコミに肩を震わせて笑う彼。頬っぺたを『むにーん』としてみた。


「いたいよ」


「ハリウッドメイクではないようですね」


「なんでまた」


「あんまりにも綺麗に笑うから、てっきり作り物かと」


「幸せなだけだよ。季沙名もきっと、こうなれる」


「ホラーですね」


ついで、私が笑えば次の日は嵐でも来そうだ。


「私なんかといるのに、なんで幸せなんですか」


つまらない女と一緒にいるメリットなんかないのに。