あぁ、本当に狂ってたんだ。 だから小西は上にいかなきゃならなかったんだ。 誰よりも狂ってるってみせなきゃ、小西が高山になってたんだ。 クラス中がまた、次は私を罵倒した。 私の言葉は間違ってない。 だけど、人が傷ついて心から楽しめる人には伝わらない。 伝わるわけがない。 私は絶望した。 「きもい」「ウザイ」「殺す」「消えろ」 そんな言葉はどうだってよかった。 今更、自分にそんな言葉が向けられたって何も感じなかった。