美しいけど冷淡な貴方へ送る花



何故だか、その花を見ていると
静かに涙が頬を伝った。



悔しさが、寂しさや虚しさに変わった。



悲しくて、
もぅ必死に強くあることが
バカバカしく思えてきて。


私は静かに泣いた。




スっと、身体から力が抜けて


地面に落ちてく雨粒と同じように
私は地面に膝をついて座りこんだ。


また服に染みてくる雨の冷たさが
悲しみが心を埋め尽くしていくのと同じように感じた。