嬉しかった。 私がこの道をこっそり竜ちゃんの家へと続く幸せの道と呼んでいたこと、竜ちゃんも同じ気持ちでいてくれたことが。 「今日の夕ごはんは何にしようか?」 「・・・冷やし中華がいいな。サンゴちゃんの特製ダレで」 「了解」 私はそう言って、竜ちゃんの手を握った。 握った手に竜ちゃんはきちんと答えてくれる。 大切の人との幸せな時間を、思いがけない小さな友達を運んでくれた幸せの道に、長い影を落として、私たちは竜ちゃんの家へ向かった。 「pink heart」*FIN*