キミに夢中、瞳に恋。




――――………。







「ねー、瀬恋、もうすぐ中間試験だよね?
一緒に勉強しない?」




昼休み。

私は千鶴と一緒に屋上でご飯を食べていた。




「中間かー、そっか、もうそんな時期か」




青い空の下、ポツリと呟いた。





只今5月下旬。


中間試験があってもおかしくない時期だ。



私たちは3年生だし、

進路にも大きく影響してくる時期だから…今回は力をいれたい。





勉強苦手だし、千鶴に教えてもらいたいな。



そう思って、



「いいよ、やろっか」


と、答えた。