「浜島と久世じゃん、大広間いき?」
「うん、そうだよ、日向たちも?」
乗ってきたのは日向と竜斗だった。
「悪い、乗せてな」
「どうぞ」
そう言って2人が乗り込んでくる。
エレベーターがかなり狭いのか私たちと他の2人の一般客の方で
かなりぎゅうぎゅうだ。
だから詰めないと乗れないし、
日向たちが後に乗ったからドア付近に乗るのは当然なんだけど…、
近すぎて
ドキドキしちゃう。
ふと顔をあげると
そこには日向の広い背中があった。
日向はそんなに体格はよくないって
思ってたから
意外と背中が広くて身長も全然私より高くて。
男子なんだな、って
実感してしまう。