「…将来の夢、打ち明けるのなんて 浜島が初めてだよ」 「そう…なの? 竜斗は知らないの?」 「知らないよ、 あいつにもまだ話してない。 いずれは話すけどね」 「なれるよ」 「え?」 思わず、言葉が零れる。 「なれる、日向ならお医者さんになれるから」 夢中になる 日向に、 惹かれる、 日向の瞳に。 彼を真っ直ぐみて言う。