With a smile

「お疲れ」

デスクに戻ると、高島さんの言葉で迎えられた。

全然疲れてないし、むしろもっとやっていたかった。

「ボーナス出たら何かおごってもらおうね」

高島さんが楽しそうに言った。

いいなあ、それ。

もっと建都さんとしゃべりたいし、一緒にいたい。

でも忙しそうだからな、ここからでもよく聞こえる建都さんの電話の声を聞きながら、半分諦め気味で自分の仕事に取り掛かった。