「ああ、全部無くなったって思った。悲しいとか虚しいとか、そんなのも無し」
何を言わせてるんだろう。
私には言いたい事があるはずだ。
ずっと伝えたかった事がある。
手の平に張り付いたわずかな砂を勢い良く払い、その音がパンッと響いた。
「でも、空っぽで真っ暗になった心の中に、光が差すみたいにほのかちゃんの笑顔が入ってきて、ほのかちゃんの声が響いていた。本当は、多分、もっと前からそこにあった」
笑顔で言った。
初めて見たときと同じ、子供みたいに純真無垢で、花が咲いたように明るくて、太陽みたいな眩しい笑顔。
何度も見て、何度も好きだと思った、いつもの笑顔で。
今だって、こんなに好きだ。
「でも、会社の子とはつきあわないって・・・」
また、気持ちとは全然似つかわしくない言葉が出てしまう。
違う、違う、こんな事じゃない、私が言いたいのは。
「ん?なにそれ」
何を言わせてるんだろう。
私には言いたい事があるはずだ。
ずっと伝えたかった事がある。
手の平に張り付いたわずかな砂を勢い良く払い、その音がパンッと響いた。
「でも、空っぽで真っ暗になった心の中に、光が差すみたいにほのかちゃんの笑顔が入ってきて、ほのかちゃんの声が響いていた。本当は、多分、もっと前からそこにあった」
笑顔で言った。
初めて見たときと同じ、子供みたいに純真無垢で、花が咲いたように明るくて、太陽みたいな眩しい笑顔。
何度も見て、何度も好きだと思った、いつもの笑顔で。
今だって、こんなに好きだ。
「でも、会社の子とはつきあわないって・・・」
また、気持ちとは全然似つかわしくない言葉が出てしまう。
違う、違う、こんな事じゃない、私が言いたいのは。
「ん?なにそれ」


