「お前とオレは全然違う、勘違いすんな」
「ごめん・・なさい。だけど海外勤務はずっと前から希望してる事なんだ」
「全然分かってないな。海外進出なんていっても全くの別会社だ、本社とは完全に切り離してる。しょせん小銭稼ぎ程度にしか考えてないからな」
「絶対に頑張るから、だから一緒に・・・」
「お前は跡取りだろっ、利益が出なければすぐに潰すつもりの所にお前を出す訳ない。
それに・・・、それにオレはお前が嫌いだ」
沈黙が続いた。
パーテーションのこっち側で、息苦しいほどドキドキしていた。
建都さんの弱々しい声に、カイさんの怒りをむき出しにした声。
数センチの壁を隔てた向こうに、私の知らない2人がいる。
「ごめん・・なさい。だけど海外勤務はずっと前から希望してる事なんだ」
「全然分かってないな。海外進出なんていっても全くの別会社だ、本社とは完全に切り離してる。しょせん小銭稼ぎ程度にしか考えてないからな」
「絶対に頑張るから、だから一緒に・・・」
「お前は跡取りだろっ、利益が出なければすぐに潰すつもりの所にお前を出す訳ない。
それに・・・、それにオレはお前が嫌いだ」
沈黙が続いた。
パーテーションのこっち側で、息苦しいほどドキドキしていた。
建都さんの弱々しい声に、カイさんの怒りをむき出しにした声。
数センチの壁を隔てた向こうに、私の知らない2人がいる。


