「でも、顔知らないし…」







誰がその大翔先輩か、分からない。






「んーと…じゃあ、中に何人ぐらいいた?」







……何人だっけ?









確か、ソファーに座っていたのが……二人。





あと、固まってたのとイスに座ってた人。







……あ、ニコニコ笑顔の人もいたな。








「…5人?」






「じゃあ、その5人の中でひときわ目立つ、赤髪の人いなかった?」





「あ…うん」




目立ってたかどうかは、分からなかったけど。





「その人が、大翔…?」





そう!と大きな声で、再びはしゃぎだす夏希。




う~ん……





いまいちピンッと来ないなぁ。