暴走☆レジェンド ~イケメン総長×天然最強姫




ビビるあたしなんて気にしてない黒髪さんは、まだニコニコと笑っていて。







「うわっ」







気づいたらあたしは、黒髪さんの横を無我夢中で走り去っていた。







「あ、ちょっと待って……!!…って、大翔?!」






「えっ……」







全力で走る途中、『大翔』という名前を聞いて角を曲がる寸前、あたしは振り返った。








「………」







何も言わず、ただ走り去るあたしを切な気にみつめている赤髪の男。







けれど角を曲がり、姿がみえなくなる。






一瞬のことだったから特に気にせずあたしは来た道を走った。