心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

「まず、一つ」






…………ん?



なんだなんだ?





何を言い出したのかと、あたしは思わずカナタを見上げる。







「あなた、さっき、持つべきは友だ、とおっしゃいましたが。


僕、あなたと違って、友とかそういうの要らないので、そこは勘違いしないでくださいね」







…………は、はぁっ??




あたしの目は、あたし史上最高のアイへ、というくらいに見開かれた。





でも、カナタさまは、そんなの関係ねえ、状態。







「僕は、男同士の友情とかそういうの、全く必要としてませんので。


さきほど『そうですね』と相づちを打ったのは、ただ、あなたの発言を世間に流布する一般論として肯定しただけです。



僕は、みーちゃんだけいればいいんです。



そういう暑苦しいのは、あのむさ苦しい部活のお友達の皆さんと楽しんでください」







…………ぽかーん。




あたしと加賀さんは、そっくり同じような表情になった。




さっきまでの、青春ドラマ風のさわやかな雰囲気が、一気に冷めた。





しかしKY大魔王カナタさまは、もちろんそんなのお構いなしだ。