心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

「ありがとな。


君のおかげで、目が覚めたよ。



君が言ってくれたこと、すごく心に深く刺さった。


本当に、ありがとう」







「どういたしまして」







カナタはかすかに微笑んだ。







「ちょっと、言葉きつかったけどな」






加賀さんはにやりと笑った。







「すみません。


僕、オブラートに包むとか出来ない質なんで」






「はははっ、そうだろうな」







そう言って笑った加賀さんは、すっ、とカナタに右手を差し出した。



カナタも、右手を出す。




二人は、かたく握手を交わした。







「ありがとう。


持つべきは友だな」






加賀さんはにこやかに言う。



カナタも、「そうですね」と笑った。





加賀さんの笑顔は、とってもさわやかだった。



まるで、初めて会ったときのように。






…………なに?



なにこの、ど青春映画チックな演出。




すごぉく、カナタに似合わない。




でも、男二人はにっこりと見つめあっていた。




まぁ、たまにはいいのか?



こーゆーのも。




カナタにも、いちおう男の友情とかあったんだな〜。