心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

加賀さんが、小さく頷いたように見えた。



カナタは静かに、最後通告を突きつける。






「もう、みーちゃんにつきまとうのは、やめてくれますね?」






加賀さんが、ゆっくりと目を上げた。




その眼尻には、うっすらと涙が滲んでいる。




唇が少し開いて、泣き出しそうな声が洩れ出した。






「………俺、みゆのこと、ほんとに大好きなんだ」





「………ええ、わかりますよ」






カナタは首を縦に振る。






「好きで好きで仕方なくて………。


毎日ずっと、みゆのこと考えてた。


みゆの笑顔が忘れられなくて、みゆがいないと、生きていけないって、何度も思って………」






「はい」







完全な涙声になってきた加賀さんの言葉に、カナタは優しく相槌をうつ。







………なんか、恥ずかしくなってきた。





加賀さん、そんなに、あたしのこと好きでいてくれてたなんて………。






でも、その想いには、もちろん応えられないから。




嬉しいっていうより、なんか申し訳ない。