心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

…………頭が真っ白で、なにも考えられない。





なに、この状況。






なんなの?






あたし、どうすればいいの?








「ーーーーー死ぬよ。


俺、死ぬよ。



いいの?



お前、後悔しないんだな?」








「…………あ、う………」








血が、細く流れる。





シャツの襟に染み込んだ赤が、目に鋭く焼きつく。






あたしはベンチの横に佇んだまま、馬鹿みたいに動けなかった。








「別れるくらいなら、死ぬよ。



今から、今すぐ、死ぬよ」








加賀さんの声が、ごうん、ごうんと頭の中を駆け巡る。








ーーー苦しい。






苦しい、助けて。








助けて。








………カナターーーーー