心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

…………あぁ、来たよ。






あたしが外に出ると、加賀さんは静かに近づいてきた。







「みゆちゃん………」







そう呟いた顔は、コンビニの蛍光灯に照らされて驚くほど青白くて、なんだか幽霊みたいだ。






あたしは、醤油とハーゲンダッツの入った袋を握りしめた手が震えるのを、なかなか止められなかった。







「………加賀さん。


なにか用ですか。



もう、話はついたと思ってたんですけど」







あたしは押し殺した声でそう言った。







「ごめん、みゆちゃん、最後に一回だけ………。


一回でいいから、話をさせてくれ」







「………………」







思わず溜め息が漏れる。







「………ほんとに、一回だけですか。


それで、ちゃんと諦めてくれますか」







悲痛な表情の加賀さんに、あたしは念を押すように訊ねる。