心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

「なに? お母さん」





「美遊、お風呂まだなら、ちょっと頼まれ事してくれない?」





「えぇっ。今から入ろうと思ってたのに」






あたしは唇を尖らせてみる。






「なによ、嫌そうだったじゃない。

まったく虫がいいんだから」





「そうだぞ美遊。

他ならぬ母上の頼み事だ、聞いてやれよ」




「さすがお兄ちゃん、よく世渡り術を心得てるわね」





「ははは、どこぞのガキとは違いますぜ」





「うーん頼もしい、さすが冴木家長男!」





「わかったわかったっ!!

頼まれて差し上げますよ、お母さま!」







お母さんとお兄ちゃんの総攻撃を受けて、あたしはあえなく屈服した。