心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

加賀さんは険しい表情のまま、押し黙っている。





カナタはさらに続けた。







「ねえ、加賀先輩。


夏休みに喫茶店でお会いしたときにも申し上げましたが。


もうそろそろ、みーちゃんのことはきっぱり諦めて下さい。



もう分かったでしょう?


あなたがどんなにみーちゃんに追いすがっても、みーちゃんには、あなたとの関係を維持するつもりは毛頭ないんです。


そもそも、本当は最初からそんなつもりはなかったんですから。



これ以上みーちゃんとの関係にすがるのは、あなたの貴重な青春の時間の無駄ですよ。


同じこと、以前も申し上げましたよね。



僕の言っていること、理解できますよね?


分かったら、もう二度と、みーちゃんには近づかないでください。



…………これ以上しつこくするなら、あなたはもはやストーカーです。


こちらも、手段は選びませんよ」







カナタの冷ややかな宣言に、加賀さんは言い返すこともできないらしい。





ただ、並んで立つあたしとカナタを、ぐっと睨んでいる。




でも、それ以上なにか言うつもりはないようだった。