心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

あたしは多少呆然として、カナタを見上げた。




カナタはさも当然の主張をしているかのように、顔色ひとつ変えない。






「あなたのことが好きだからとか、恋愛感情があったからとか、そんなんじゃないんです。



みーちゃんは馬鹿だから、自分の気持ちも分からずに、周りに言われるまま、流されてあなたと付き合いだしたんですよ。


馬鹿だから、それがどういう結果を招くかなんて、なーんにも考えてなかったんです。



つまりね、恋愛なんてなんにも分からない、馬鹿な子どもなんですよ。」







…………はいー。



馬鹿、五回でましたね。




言ってくれますね〜。




容赦ございませんね〜。








…………まぁ、でも、本当のことだから、仕方ない。





たしかにあたしは、なんにも考えてなかったし、なんにも分かってなかった。





加賀さんの気持ちも、………自分の気持ちさえも。




だからこそ、こんな状況になってしまってるんだ。





そのことは、大いに自覚してる。






その負い目があったから、加賀さんに強く言えなかったんだ。





でも、そろそろ、限界だ。





もう、決着をつけなきゃ。