心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

「………嬉しいっていうのは、ちがうんです。



加賀さんと付き合いたいとか、そういう意味じゃなくて……。


恋愛感情じゃないんです。



あたしはやっぱり、加賀さんのこと、好きじゃないんです。


恋愛対象としては考えられないんです。



加賀さんが思ってるような関係には、なれません」







加賀さんは苛々したように舌打ちをした。







「俺に対して、恋愛感情がないって?


じゃあ、お前はどうして、俺と付き合ったんだよ!?」







「それはね、みーちゃんが、馬鹿だからですよ。」








…………んっ?





カナタが、唐突に口を出してきた。



しかも、すごく失礼な。





加賀さんは眉をひそめてカナタを見る。







「………は?


何いってんだよ、お前」






カナタは臆することなく、平静な瞳で加賀さんを見つめ返す。



あたしの肩に手をのせて、言葉を続ける。






「だからですね。


みーちゃんがあなたと付き合ったのは、みーちゃんが、すさまじい馬鹿だからなんです」






………いや、そんな、繰り返し強調するように言わなくても。