心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

「一問も解けない………なんてこと、ないよね?


あるわけないよね?」







カナタの声には温度がなかった。




あたしはがばっと顔を上げた。







「い、いやっ、ちょっと待って!!」







慌てて弁明を試みる。







「なんかね、どーしてだろーね、問題の意味が分かんないんだよね!!


なんかこれ、日本語へんじゃない!?


まったく質問の意図が頭に入ってこないんですけど!!



つまり、あたしは今、問題が解けないんじゃなくて、何を訊かれてるかが分かんないだけ!!」






「………は?」







カナタが思いっきり眉をひそめてる。



あたしは、正直に分からないところを訊ねることにした。





訊くは一瞬の恥、訊かぬは一生の恥。







「だーかーらー!!


ここ、この部分。



………『同類項』って、なに?


『因数分解』って、なに?」