心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

自分の部屋に戻って、ベッドに転がった。






枕を抱えて、あたしはぼんやりと考える。




あたしはずーっと、この半年間、すっかり勘違いしてたけど。






―――カナタは、トミタハルコと、ちゃんと付き合ってはいなかった。






そんで、カナタは、さっき、こう言った。






『僕が勉強するのは、みーちゃんのため。』









…………それって。




それってさ、つまり。







………そ、そーゆーこと……?







カナタは、変人だ。




女の子と付き合っても、一緒に遊んだりはしない。




そういう風に、他人に合わせたりできないから。







………でも。





小さい頃から、………あたしにだけは、違った。




あたしには、いつも合わせてくれてた。






あたしとは一緒に遊ぶし、一緒に登下校してきたし。




いつも、あたしだけは、特別。







………あんまり表情がなくて、必要以上にクラスの子と口をきいたりはしないカナタだけど。





あたしにだけは、優しかった。