* ぴんぽーん。 玄関のチャイムを鳴らす。 しばらく待っていたけど、反応がない。 あれ? ついさっきまでここでぶどう食べてたわけだから、誰もいないはずはないんだけど。 あたしは庭に回って、カナタの部屋を見上げた。 やっぱり、電気はついてる。 足下にあった小石を拾って、窓に向かって投げた。 こつん。 ナイスコントロール!! がらり、と窓が開く。 カナタが顔を出した。 不思議そうな表情をこちらに向けている。