心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~









「おじゃましまーす」





カナタの家に来るのは、久しぶりだ。





うちには神経質な兄がいて、友だち呼んだりするとうるさがって怒るから、うちは使えない。



というわけで、カナタの部屋で特別数学講座が開講されることになった。






カナタが鞄の中から数学の教科書らしきものを取り出し、あたしの前にすっと置く。







「よし。


じゃあ、まずはこの問題集の3ページから15ページまで、解いてみて」







「…………はっ!?」







あたしは思わず、自分の目と耳を疑う。






このひと、頭おかしーの?



あたし、全く数学ついてけてないって、言わなかったっけ??




なのに、いきなり問題集を解けですと??





それとも、新手の意地悪ですか??