心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

…………なにそれ。



噂になってんの?





脂汗を浮かべるあたしに気づかず、真名子はあははと笑いながら話を続ける。







「なんかさ、加賀先輩、最近、部活にあんまり顔ださないらしくって。


来たとしても、部員と話もしないですぐ帰っちゃうんだって。



だからそんな変な噂が立ったのかな?


ありえないっつーの、ね。


きっと、一刻も早く美遊に会いたいんじゃないの?」







真名子はおかしそうに言ってあたしの顔を見た。




その瞬間、真名子の顔が凍りつく。







「………美遊。


どうしたの?」






「………えっ?」







低い声で、真名子が訊ねてきた。





もしかして、あたし、そんな顔してる?




素知らぬ顔、してるつもりなんだけど………。







「ちょっと美遊。


あんた今、すごい顔してるよ。


大丈夫?」







真名子は急に心配そうな顔になって、あたしの腕をつかんだ。