心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

きっかり15分後に、カナタはうちの玄関のチャイムを鳴らした。




あたしはケータイと鍵と財布を持って、ドアを開ける。





一日ぶりのカナタが顔を出した。






「準備できてる? みーちゃん。」





「できてるよ、当たり前じゃん」





「マイペースなみーちゃんにしては、上出来だね。

成長したね、おめでとう。

一歩、大人に近づいたね」





「なにそれっ、失礼!」





「事実を言ったまでだよ」





「ふんっ。

カナタにマイペースだなんて言われたくないな!

マイペースの代名詞のくせして」





「へぇ、僕のどこがマイペース?

僕は遅刻したことも課題の提出期限に遅れたことも、一度だってないんだけど」





「そーゆー次元の話じゃないよ」





「じゃあどうゆう次元の話なわけ?

説明してよ」





「うー、それは………」






なんていう下らない言い合いをしながら、あたしたちはカナタの家の玄関のドアを開けた。