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加賀さんのことは、結局カナタには言わなかったんだけど。
でもカナタは何か勘付いたのか、あれ以来、常に一緒に行動するようになった。
カナタと一緒にいる間、なんだか見られているような気がして振り返ると、加賀さんらしき人が目に入ること、たびたび。
電話も、何度もかかってきた。
波があるみたいで、ひどい時はほんとに一時間に何十回も。
だんだん、ケータイが鳴るたびに冷や汗が流れるようになってきて、着信拒否の設定をした。
そしたら、今度はメールが止まらなくなった。
まぁ、メールなら開かなければいいし。
我慢してる。



