心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

さっき、みーちゃんは、勉強机の椅子に腰かける僕の背中に、抱きついてきた。



さすがの僕も、驚いた。


心臓が跳ねる、というやつを、聞いてはいたけど、初めて経験した。



間近に感じたみーちゃんは、やっぱり昔と同じで、柔らかくてふわふわしていて、いい香りがした。




そりゃ、昔はよくやってたけど。



僕によく懐いていたみーちゃんは、いつも手をつなぎたがり、並んで座っていたりすると抱きついてくることも多かった。



最近は、さすがになかったけど……。


たしか、中学の一年か、二年のころまでは、当たり前のように屈託なく抱きついてきていた。



どうやら、友達の誰かの入れ知恵で、それはいくら幼馴染でもおかしい、と指摘されたかららしかった。




それ以来、なんとなく近づきすぎないように気をつけている様子があった。