心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

カナタの家の玄関のチャイムを鳴らす。




すぐに、それこそ『ぴんぽーん』の『ぴんぽ』くらいのタイミングで、ドアが開いた。





顔を出したカナタが、小さく言う。






「………こんばんは」





「………? こんばんは」






さっきまで一緒にいたんだけど、と思いつつあたしも応える。





鞄をカナタに渡した。







「なんかよくわかんないけど、うちの玄関にあったよ。


お母さんが持ってけって言うから」






「………うん。


ありがとう」






「なによー、カナタのくせに素直じゃん。


調子くるっちゃうよ」






「…………」






カナタがなんだかいつもと違う。





あたしと目を合わせないのだ。