心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

あたしは、うちの玄関にきっちり揃えて置かれているカナタの荷物を、じーっと見つめながら立ちすくんでいた。





すると。






「あらっ、おかえり美遊」






お母さんがリビングのドアを開けて、ぱたぱたと出てきた。






「遅かったじゃないの」





「うん、ごめん、ちょっとばたばたしててメールできなくて………」





「あらそう、ちょっと心配したのよ」





「ちょっとっすか」





「うん、ちょっとね」





「ちょっとかぁ〜〜」







あたしが笑いながら靴を脱いで、玄関に上がろうとすると。






「ーーーあっっ!!


哉太くんの荷物っ!!」






お母さんが慌てたように叫んだ。






「あ〜そうそう、なんでこんな所にあるの?」






「とりあえず揃えて置いとこうと思って、そのまま忘れてた!!


ちょっと美遊!!

急いで持ってって返してあげて!!


早く早くっ!!」







あたしは訳も分からず、お母さんに急き立てられるままにカナタの家に向かった。