心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

てきとーにほうきをぷらぷらさせながら、ザ・天然記念物、珍獣カナタさまを観察。




いつも通り直立不動の姿勢で、きゅっきゅっと音を立てながら窓を拭いている。




規則正しく手を左右に動かして、時々窓から少し離れて、きれいになったかチェックする。




汚れが残ってる部分は、より丹念に力を込めて拭く。





その無言で掃除に没頭してる姿、やっぱり、変態っぽい!!





この掃除ホリック・カナタ様のおかげで、うちのクラスは、隅々までぴかぴかで塵ひとつ無いのだ。






そんなことを思ってると、後ろから女の子たちのきゃいきゃいした声が聞こえてきた。




あたしには出せない黄色い高音ね。







「あーっ、見て見て!


椎名哉太って、あの人 !!」






「あっ、あれが椎名くんなの?


えー、意外とイケメンじゃん!!」







………そうなんですよ。



無駄にイケメンなカナタくん。





顔だけならね。





女の子たちは、さらに黄色い声で騒ぎ続ける。