心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

「あのね、みーちゃん。

そもそも、校則っていうのは、国で言えば法律だよ?


学校ってのは一種の社会でしょ?

個性豊かなあらゆる人格の持ち主が集まってるわけだから、学校という社会の秩序を守るためには、モラルだけじゃなく、きっちりとしたルールが必要。


だから、校則ってものが作られるんだ。

それを全員が守って初めて、学校という社会は滞りなく運営されるんだよ。


皆、どうしてそんな簡単なことがわからないのかなぁ?


僕は、心底、不思議だよ。



それに、ここは高校だ。

義務教育じゃないんだから、自分一人のわがままなんて通るわけがない。


だって、この高校の規則とカリキュラムに沿って教育を受けた者だけが単位を与えられて、卒業を許されるんだから。


つまり、ここの校則を守らないということは、単位をもらえなくてもいいと思ってるってことだよ。


みーちゃんは、それでいいわけ?」





「………いえ。良くありません……」





「わかってるなら、よろしい。


じゃあ、誠意を示してくださいよ」






そう言って、カナタはあたしとスギモトを残して、すたすたと立ち去って行った……。