心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

「なにもみーちゃんの前で言わなくてもいいじゃない!」






カナタがそう言うと、おばあちゃんはにやりと笑った。






「美遊ちゃんだって、あんたの気持ちくらい、気づいてるに決まってるわよ。


はたから見てても誰だって分かるんだから!!」






「いやいやおばあちゃん。


みーちゃんの鈍感さを甘く見ちゃだめだって。



世界中の人々にとって単純明快なことでも、みーちゃんには理解不能なんだって!!



正直、なぁんにも気づいてないんだよ、みーちゃんは!!」







塞がれた耳にくぐもって聞こえてくる、カナタとおばあちゃんの会話。





いったい、何の話………?





ただ、ものすごーく失礼なことを言われてるのだけは、なんとなく分かるけどね!!






「ちょっと、カナタ、なに言って……」






あたしが抗議しようとすると。




おばあちゃんがあたしの口の前で人差し指を立てたので、黙るしかなくなった。