心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

ふっと目を上げると、カナタと目が合った。






………な、なに?




こっち見てたの??








「………みーちゃん。」






「は、はいっ??」







思わずカナタの手に見惚れてしまっていたのが、なんだかばつが悪いように感じて、あたしはどぎまぎする。






そんなあたしの気持ちには気づくはずもなく、カナタが冷ややかに目を細めた。







「………なにぼーっとしてるの。


時間の無駄だよ。


なにか読む本でもないの?」







「えっ、うん、そうだなぁ………」








あたしがもごもごと答えると、カナタは溜め息をついて本やノートを片付けはじめた。







「え、もう終わり?」







そう訊ねると、カナタは小さく笑う。







「みーちゃん暇そうだし、もうすぐお昼だし、ごはん、食べにいこっか」






「あ、うんっ」







あたしはがたんと椅子から立ち上がった。