心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

遊び疲れて眠り込む子犬の姿が、僕の脳裏に浮かんだ。





思わず口許が緩んでしまうのを、自制心でなんとか抑える。





僕はとりあえず切りのいいところまで本を読み進め、大事な要点をノートにメモした。







みーちゃんはまだうたた寝中だ。




僕はみーちゃんに顔を近づけてみた。




やっぱり、目を覚ます気配はない。






みーちゃんの弱点である耳に、ふっと息を吹きかけてみた。







「…………っ!?」







みーちゃんがびくりと肩を震わせて起き上がった。






状況を確かめるかのようにきょろきょろと周りを見渡し、僕を睨みつける仕草をする。







「何すんの、カナタ!


せっかくいい夢見てたのに」







そう小声で文句を言い、唇を尖らせる。