心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

加賀さんを、傷つけてしまうかもしれない…………





とか。





そんなことは全く考えつきもせず。








ーーーーーあたしはさっと顔を左に逸らして、加賀さんを避けた。







それに感づいたらしい加賀さんは、すぐに動きを止めた。








「みゆちゃん………」








切なげな声があたしの耳に届く。









あぁ、ほんと、申し訳ない。





申し訳ないとは、思ってる。










二ヶ月も付き合ってる恋人どうしなら、キスくらい、普通のこと。




そんなこと、あたしだって、知ってる。






…………でも。












…………無理だった。






加賀さんの顔が近づいてくると、あたしは、どうしようもなく、背筋が凍った。







ほんっとーに、申し訳ないけど。













きもちが、






わるかった。